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2012_08
22
(Wed)18:06

『晴天の迷いクジラ』

seitennomayoikujira.jpg

窪 美澄さんの

(くぼ みすみ1965年― )
東京都稲城市生まれ。カリタス女子高等学校卒業。
短大中退後、広告制作会社勤務を経て、
出産後フリーランスの編集ライター。
妊娠、出産、子育て、女性の体と健康を中心にすえ、
占星術、漢方などをテーマに、書籍、雑誌、webの世界で活動。
2009年「ミクマリ」でR-18文学賞大賞受賞。
2011年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)
で第24回山本周五郎賞受賞、第8回本屋大賞第2位。


『晴天の迷いクジラ』・・読了^^

続き↓...

これまた初読み^^

なんかぁ、新鮮やったなぁ...
ちょっと今までに無かった独特な個性を感じた

前作の『『ふがいない僕は空を見た』も
また是非読んでみたいと思う

とにかく読み終えた瞬間に
“あぁ...何て丁寧に、丁寧に、書く人なんやろぉ”
って思た^^


物語の主要登場人物の3人
   ・もう倒産寸前のデザイン会社の女社長・野乃花(48歳)と
   ・そこで働くデザイナー・由人(24歳)
   ・クジラを見に行く旅に出かけた途中で
        声をかけた少女・正子(16歳)

ありがちっちゃぁありがちな設定かもしれんけどぉ

ちょっとしたキズを重ねていくうちに
“もぉ、死んじゃおっかなぁ...”ってとこに行きついてしまう、
それまでの心の動きが手にとるように、
まるで自身や 身近な者に重ねる様にして
ついつい先が知りとうて
ページをめくる手がとまらんようになる感じ^^

一瞬、“あれっ@@これって短編集やったっけ???”
って章が変わる度に思う程
ちょっと突飛な印象を受けるんやけど
それがだんだんと終盤に向けて繋がってくる感じも面白いし

『座礁したクジラを見に行く!』ってシチュエーションは
ちょっと他にない感じ^^

それと そのクジラのために役場から雇われて
滞在してるクジラ博士の話が
何とも興味深くて
ちょっと目からウロコ的な衝撃を受けたなぁ...
かけがえの無い“命”をもつもん同士なんやけど
人間よりもむしろクジラの “ただ生きる”・・姿が
ものすごぉ崇高に思える

ラスト...
ハッピーエンドって言えるものではないんやけど
死を考えた瞬間を思えば
それぞれに自分なりの気持ちの折り合いを見つけられそうな、
そんな気配がして終わるのも イイッ!


その人その人の人生における『出会い』って
何の意味も無い 単なる偶然やってことは
絶対に無いんやなぁってつくづく思う
まさしく
会うべくして会うんやなぁって。。。


*追記
クジラを見に行った先っちゅーんがぁ
どう考えても 『鹿児島』・・ やと私は思う^^
どっかにそうやって
明記されてるわけやないんやけどぉ
4年間実際暮らしてたから
物語に出てくる場所や食べ物がはっきりイメージされる^^
3人のお世話をしてくれた
地元のおばぁちゃんの お国訛りの話にも泣けるよぉ


                                         kujira.gif
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