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2012_08
31
(Fri)07:16

『廃用身』

haiyousin.jpg

久坂部 羊さんの

(くさかべ よう、1955年 - )医師。本名・久家義之。
 大阪府生まれ。大阪府立三国丘高校(26期)、大阪大学医学部卒業。
 大阪大学医学部附属病院にて外科および麻酔科を研修。
 その後大阪府立成人病センターで麻酔科、神戸掖済会病院で一般外科、
在外公館で医務官としての勤務。
 
 同人誌「VIKING」での活動を経て
2003年、「廃用身」で作家デビュー。

 第2作「破裂」は、単行本の帯に
「医者は、三人殺して初めて、一人前になる」と衝撃的な文句がつけられ、
現代版「白い巨塔」とも評される。


『廃用身』・・読了^^

もちっと↓...

いっやぁ~~~ 
もぉ、マジッ
強烈 っちゅーかぁ ショッキングっちゅーかぁ......puti_face4.gif


久坂部さん・・これまた初読み^^

タイトル『廃用身』って、一体何???
っと興味をそそられ借りてみたんやけどぉ
これって医学用語で
脳梗塞なんかを患うて 快復が見込まれへん麻痺した手足のこと・・
なんやって...

っで
この本はあくまでもフィクションらしぃんやけどぉ
もぉ 実際読んでて
“これって実録もんちゃうのんっ?!”っと何べんも何べんも思た...

2部構成になってて 
前半は 漆原 糾(ただす)っていう医者の手記で
後半はその出版を手掛けた編集者・矢倉俊太郎の注記・・
っちゅー形になってる。



   Aケア・・
   切断は英語でAmputationで
   整形外科医は切断手術の事を『アンプタ』って呼ぶらしく
   治療=キュアではなく 介護=ケアの一環として
   廃用身の切断を行うって意味で『Aケア』と名ずけた


「老人デイケア」を中心とした老人医療施設「異人館クリニック」の
雇われ院長=漆原 糾(ただす)が
治る見込みの無い麻痺した四肢=廃用身
当事者自身のQOLの向上や 介護負担の軽減をはかる目的で
切断するという
何ともショッキングな療法の話...

単にグロイ話ではなくって
深刻な「老人介護」「老老介護」の問題を根幹にした
衝撃的ではあるけど
すんごい考えさせられる問題提起の1冊やと思う...

介護施設現場の事や 家庭内介護の事が
ホンマに実録のようなリアルさで綴られてて
参考文献からの実態調査結果の引用もあるし
著者自身がドクターでもあることから
単に医療小説っていう域を 
完全に超えた作品になってるんちゃうやろか?!

それでいて 
医療に全くの素人が読んでもわかりやすいし

絶対におススメの1冊!!!

後半
『編集部註ー封印された「Aケア」とは何だったのか  矢倉 俊太郎』
…の章では
漆原の手記原稿を預かった編集者の立場から...っていうかたちで

漆原自身にまつわることやその家族の事、
「異人館クリニック」でおこなわれたAケアを受けた老人たちのその後、
狂気の行為だと徹底的に叩くマスコミの事なんかが書かれてて
それがまた........................


*追記*
乙武 洋匡さんのことや 著書『五体不満足』をもじって
乙定宏平氏の『五体未完成』・・として
作中取り上げられる個所があるんやけど
四肢の無い乙定氏が なんであんなに
聡明で明るくて前向きで 軽快に体を動かせることができるんか...
ってくだりは
まさに私が一番ハッとさせられた部分でもある。。。
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C.O.M.M.E.N.T

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